船形山ブナ通信(WEB版) 2009年7月16日号

            『船形山のブナを守る会』  

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頭脳の時代に          小関 俊夫

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七月の炎天下

田の草をとる

手から

田の力が入ってくる

青い奥羽の山脈に

手を合わせると

トンビが舞い

カエルが跳ねる

風が吹く

稲の波に潜って

時が流れる

オモダカの

白い花が

隠れてる

6月28日保野川源流沢登りの32名の爽快な雰囲気の面々

 

『 第11回 ブナの森 作品展 』開催します

 今回で11年目を数えます。1回目から昨年までの総入場者数が6,373名を数えまさに「継続は力なり」を感じます。

多種多様で個性豊かな人達、「山だけが人生じゃないよ」という人たちが集まっているからこそ、ブナを守る運動もでき作品展も開催できます。

まずもって自分自身が楽しみながら制作し、発表の場としましょう。

作品制作はこれからでも充分に間に合います。かつて勉学に励んだ頃、夏休み期間中に取り組んだ作品、そんな思い出多き時代に戻って挑戦してみましょう。

皆様の出品をお待ち申し上げております

期  日      8月24日(月)  〜  8月30日(日)

展示時間   初日 8月24日(月)             午後 1時〜午後5時

         8月25日〜30日        午前10時〜午後4時

会  場    大崎市民ギャラリー 緒絶の館 (大崎市役所の近く)

                (大崎市古川三日町1丁目1−1 0229-21-1466 )

テーマ     「ブナへの想い」

作  品  作品の形態や種類は問いません。画、彫刻、書、写真、工芸、その他諸々の作品、
       ジャンルを問わずブナを通じて運動している人達の熱い思いを込めた文化祭です。

作品搬入  8月24日午前9時00分〜10時30分までに搬入

展示作業   9時開始  13時終了

             作品には 住所(市町村名),氏名 ,題名              を付記し、展示しやすいように体裁を整えてください。

事前送付   搬入日に都合の悪い方は8月20日まで事務局に届けてください

作品搬出  8月30日(最終日)午後4時〜

 

9:00〜

13:00〜

16:00〜

17:00〜

8月24日

搬入・展示作業

展示

閉  館

8月25日

展   示

8月29日

8月30日

展   示

搬出作業

 

 

******************************お 知 ら せ************************************:

蔵王の高山植物を語る集い   一泊二日

キク科トウヒレン属の新種が確認され「フボウトウヒレン」と命名されました。分布域は不坊山のみならず、我が船形山頂付近でも確認されています。                         

日 時  2009年9月11日(金)〜12日(土)

主 催  東北植物研究会・宮城植物の会  共催として船形山のブナを守る会 他

講 師  門田裕一氏(理学博士. フボウトウヒレン命名者)

日 程  9/11(金) 講演会  15:30-17:00 会場:白石温泉薬師の湯

                 『新種 フボウトウヒレンとその仲間たち(仮)』

         夕食・懇親会  18:00-19:30

         標本同定会  19:30-20:30(21:00には終了)

         9/12(土) 朝食  6:00-6:30

観察会  6:40 宿舎出発→ 7:00 白石スキー場駐車場集合・出発→ 白石女子高校山小屋跡→ 弘法清水→ 不忘山→ 弘法清水→ 14:40 白石スキー場駐車場着→ 15:00 宿舎着

講話会  15:30-17:00 会場:白石温泉薬師の湯

             『東北地方におけるアザミ属の分類(仮)』

宿舎・会場  白石温泉薬師の湯 Tel 0224-48-4126  Fax 48-0894

参加費  宿泊費(含、懇親会費・おにぎり代)8,700円 保険料 300円(見込み)

備 考  観察会は国立科学博物館主催「不忘山植物観察会」に併せて実施する。

申込先 上野雄規(東北植物研究会)tbs-ueno@feel.ocn.ne.jp 989-0232白石市福岡長袋字陣場が丘 5-27
Tel,Fax 0224-25-0263。氏名(年令)、住所、電話・E-mailアドレス、参加日程を記入してE-mailまたは郵便、電話で8月20日まで    
フボウトウヒレン2008.8.10 蔵王連峰不忘山

 

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【 寄 稿 】       遠かった船形山

会の行事ではありませんが、報告させていただきます。6月14日朝5時、泉ヶ岳大駐車場から船形山を目指しました。北泉ヶ岳、長倉尾根、三峰山、蛇ヶ岳と続く縦走コースは私が何年も前からあこがれていたコースです。今回、Kリーダーのもと、この長距離コースを往復する機会に恵まれました。一日での往復は、日の長いこの時期に限られるとのことです。経験の浅い私にとってはビッグチャレンジです!

私が学生のころから手にする雑誌にBE-PALというアウトドア雑誌があります。ブナの会にもご存知な方が多いと思います。近年では、加藤則芳、シェルパ斉藤、ホーボージュンといったライターの書く文章が好きで、そこに共通しているのは、歩き旅、バックパッカーというキーワードです。特に、自然の中の長距離歩き旅に魅力を感じ、いつかは自分もこんな山歩きがしたいと思っていました。そんな私が6年前に船形山に初めて登ったときに、「泉ヶ岳と繋がっている!」(おかしな表現ですが)ということを知って以来、このコースに惹きつけられ続けてきたわけです。

しかし当日は、そのあこがれが大変な思い出に変わってしまった1日になりました。わくわくしながら登りはじめましたが、しばらくすると何か力が出ない感じがどことなくしました。ただ、同行の経験豊富な方々のスピードに慣れないだけかなと思ってました。水神を過ぎてから三峰山の登り口まで真直ぐに続く見事なブナの緑を堪能することができました。山頂小屋では、この日サポート役をしていただいたNさんが豚汁を作ってくださり、お代わりまで美味しくいただき、疲れも回復。しかし、帰りの三峰山あたりから、今度は膝に違和感が出てきて、長倉尾根はただただ長いばかり。午前中感動したブナ林を眺める余裕もありません。北泉ヶ岳の急坂を何とか登り、あとは下りだけとなりましたが、膝痛でなかなか前に進めません。一歩、そしてまた一歩という調子でした。日没近くなってヘッドランプの準備をしながら、「これでは、遭難ですね」と言ったら、「ソーナンだよ」とKさんのいつものオヤジギャグに助けられました。ゴールしたあとにも「40代はもちろん50代になっても山登り用の体力は付くので、これに懲りないで」とアドバイスをいただき救われました。

今回、初めての縦走で船形連峰のスケールの大きさを知り、山のリスクを実体験しました。一方で、長倉尾根を中心とした本物の自然に魅了させられました。同行いただいたYさん、Hさん、そして柏さん、大変ありがとうございました。心より感謝いたします。自分はこれからも、船形の自然の中へ出かけてみたいと思います。

                                              仙台市泉区)S H(男性)

 

【 寄 稿 】   保野川源流沢登りに参加して

 ここ数日暑い日が続いたし、当日の天気もバッチリ。虫対策さえしっかり管理できれば最高に楽しい沢歩きができるはずだ。しかも今回の「保野川」はさほど難儀な所はないらしい。
 今回歩く全ての道のりは私にとって初めての場所であったが、それ程緊張もせず参加する事ができました。この暑い時期に水の冷たさを感じて山を登っていくのはとても気持ちのいいものです。

しかし、帰りの車のシートの事を考えると出来るだけズボンの膝上を濡らしたくない。また自分の車ならまだしも乗せて頂いた車は新車の匂いのする本革シートだ。いよいよ入渓。ここ数日の好天で水かさはそれ程多くない。なんとか飛び石づたいで先へ進んで行きます。初めの内こそ多くの参加者が同じ事をやっていたが、それがかえって危険を伴う事であると悟ると、観念して膝下までの川の流れに足を沈めて歩きだしました。とても気持ちよさそうです。

私はと言えば、ここまで濡れないで渡って来たし、行けるところまで行ってみるかと言う事で、結局は靴下を濡らす程度で升沢小屋まで上がりきってしまいました。沢歩きの道中ではすっかり緑を濃くした植物たちが夏の到来を感じさせましたが、わずかに残った雪渓とタニウツギ、シラネアオイ、イワカガミなどのピンク色がときどき目を和ませてくれます。

足場も悪難義な所がないはずだった「保野川」ですが、途中高巻きを余儀なくさせる滝がありました。高巻きするにもく取りつく場所もない様な感じで、面でした。斜2m程上の枝をやっと掴んであとは脚力よりも腕力で登る体力勝負の場度がきつく一度足を滑らせてしまえば大怪我は免れないような緊張感のなかようやく滝の上へ移動。程なく丑っちゃん始め後続のメンバーが集まります。自分よりなんの躊躇もなく登2まわり、いやひょっとしたら3まわりも上の先輩方が、って藪こいで降りてくるこのメンバーは凄いな〜と感心してします。

沢を登りきり升沢小屋前で昼食。地元の参加者が道中採取してきたウド、クワダイなどの山菜が入ったラーメンを御馳走になり、文字通り腹の中まで船形の自然を味わってきた一日でした。耳では鳥のさえずりを聞き、目では緑を始めとする景色で森を感じ、鼻と肺ではマイナスイオンの香りを感じ、舌では山の幸を、一つ残念だとしたらこの猛暑に肌で水の清らかさを感じてこなかった事でしょうか。次回は躊躇せず最初から流れの中に一歩踏み出して、肌に温度を感じてきたいと思います。        

山形県天童市  H K(女性)

 

【 寄 稿 】     ビーチサンダル

6月28日保野川源流の遡行を会の行事で行った。梅雨の最中とは思えない絶好の沢歩き日和に恵まれた。当日の様子については、担当の方が詳しく報告されると思うので割愛するがこの季節ならではの充実した山行となった。天気よし渓相よしメンバーよしで、会として初めてのぞむコースであったが全員無事に歩ききることができたのはなによりだった。

水の流れに抗って沢を歩くときはフェルト底の靴や足袋を履く。そのほうが滑らず安全だからだ。登りはいいとして、下りは普通の登山道を歩くことになる。その場合は登山靴のほうがもちろん歩きやすい。つまり沢登りは下山用の靴を背負って行かなければならないのだ。

歳を重ねるごとに荷物の軽量化ということがより重要に思えてくる。2キロ近くあるような登山靴をなんとか背負わずにいけないものか、ない知恵をしぼった。「必要は発明の母」とはよく言ったもので、仕事中にアイデアがうかんだ。遡行前夜、近くの百円ショップに行き買ってきたのはビーチサンダルだ。三点で支えてある鼻緒の後ろ二点はそのままとし前の付け根部分を切った。穴に長めの靴紐を二つに折って通し、底で固定した。加工はこれですべて終わりだ。これを下山時に沢足袋の下に履くのだ。取り付けはいたって簡単、鼻緒を逆U字型に踵のほうに立て、足袋の股に靴紐をあてる。紐を左右に振り分け後ろに立っている鼻緒を通し、前で結んでできあがり。足袋にワラジをはくようなものだ。

余談になるがビーチサンダルとは浜辺を歩く履物のこと、ビーチの綴りはbeachとなる。同じ発音でbeechというのがあるがこれはブナの木のことだ。

その昔まだ紙のない時代、羊や山羊や子牛の皮をなめして羊皮紙として文字を記録したがそれほど多量に供給されたわけではなかった。人々はブナの薄板に文字を刻んで記録を残したという。beechが語源となり今のbookがあるという。

 さて、肝心の履き心地だがこれがじつに快適だった。例えていうなら落葉広葉樹の森の中の腐食土層の上を歩いている感覚だ。サンダルの素材がスポンジなのであたりまえの感触なのだが、どこまでもフカフカとした歩きが続くのだ。

 軽くかさばらず、足腰に優しく登山道にも優しい、何よりも財布に優しいことがうれしい。これをブナの森を歩くためのbeech sandalと名付けることにした。もう少し改良を加え今度は地下足袋と組み合わせて履いてみようと思っている。                     
                                               大和町 K K(男性)

【 書籍紹介 】

  「環境保全活動十年間の軌跡」  渡辺三男氏  巧文社刊

毎年のごとくカンパを寄せていただいている東京足立区の渡辺三男さんが出版されました。
1996年から10年間、主に植樹活動を中心に環境保全に取り組まれた記録。自らの体験を踏まえ、環境への想いが綴られています。  

 

【 カンパのお便り紹介 】

 いつも船形山ブナ通信送っていただきましてありがとうございます。今年になって変形性膝関節炎になり治療中です。・・・・が山は無理でしょうね。

ブナ通信をいただき山に登っていた頃がなつかしく思い出されます。些少ですが通信費にとカンパさせていただきます。   

大崎市古川 S Mさん(女性)

 

 

いつも「ブナ通信」ありがとうございます。今度こそ、今度こそ、参加を願っているのですがなかなか諸行事と重なって実現できません。

そのうえ今年は、正月早々、足を踏み外して(何と!家の中で)骨折してしまい二ヶ月間松葉杖生活を強いられました。

今は大体回復したのですが、加齢に加え、使わなかった筋力も落ちる一方で、皆様方のようなベテランと御一緒は、もう無理かなと半ばあきらめの心境です。

でも、いつか見た船形の紅葉をもう一度見られたらとかすかに希望は持っています。実現できるといいです!

とりあえず、少しですが切手代を同封しました。お便りを見て皆様の元気を、せめて、もらいたいと思っています。

       富谷町 S Rさん(女性)

カンパありがとうございました
            (大崎市)S M子さん  (大崎市)K H子さん (埼玉県富士見市)E E子さん

 

【 事務局より 】

≪ 紙面が余ったので事務局作業員のたわごと≫

 7月16日午後3時、「ブナ通信」の原稿を入力し終わる。今回はブナの森作品展の案内なので、未だの方は作品制作に取り掛かってくださいよとの思いを込めて、いつもの発送より10日ほど早めた。メールの普及で事務作業も相当楽になり、今回も何名かの方々にはメールで送っていただいたので、そのままパソコンの画面上での組み込み作業。

 その反面原稿とにらめっこしながら読めない字と格闘し、前後の文脈などから判読したり、時をおいて読み返すと何故か読めたりの苦労話も少なくなった。判読に苦労すればするほど投稿者と会話しているような錯覚に陥る。文章は面白いもので百人百様のタッチで書かれる。言い回しからですます調など。特に句読点の振り方も千差万別。手書きの原稿は句点なのか読点なのか、たまたまペンを用紙の上で休ませたのか、そのいずれとも判別できない点か滲みか分からない原稿。そんな苦労回避のため原稿用紙ができたのだろうなとも思う。

メールがデジタルの世界なら紙の原稿はアナログの世界。効率はデジタル、癒しはアナログ、私はこの作文でくつろぐ。                                           A K

 

 

【 事務局より 】 

「船形山ブナ通信」のEメール送信をいたしております。ご希望の方は下記事務局アドレスへご連絡ください。

 

このページについての ご質問等は、 mt1500funagata@yahoo.co.jpまでお願いします。
迷惑メール対策として、メールリンクは設定していません。上記アドレスをメールソフトに貼り付けてください。
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