冬の桑沼へ

12月19日
06:30 起床 外の天気はあまり悪くないようなので 、まあ、どっか行ってこようかとダラダラと服を着替え 車に乗り込む。東の空は雲がかかり、朝焼けは期待できません。 写真の撮影はあきらめて、とにかく山のほうに車を走らせるが、 まだどこに行こうか決めていない。 船形山をやるには、あまり時間もないし気力もないのです。(昨日土曜日 なのに9時近くまで仕事してました)ちょっと軽く泉ケ岳(1172m) にでも行ってみようかと思い、とにかく向かいます。 泉が岳の駐車場につくころ、そう言えばワカン持ってきてねーやちょっと歩くのはつらいなあ〜などと思いながら、湧き水などを 汲んで、桑沼まで行ってみようと決める。まあ林道歩きだからそんなに疲れない
だろうし、冬の桑沼もひさしぶりだなあ〜。

  除雪されている最終点に車を止め、スプリングバレースキー場 を横目に見ながらスキーを履いて歩き始めます。 そんなに寒くないし(マイナス2度位)風もないのでとても歩きやすい、 昨日は雪も降らなかったようで暖かかったし、雪もあるていど しまっていて昨日のトレースが残っていたのでとても楽ちん 、どんどん進む。スキー場の騒音が聞こえなくなると、動物たちの 足跡が出てきます。丸い穴が3つつくのは野ウサギ、木の根元から 別な木の根元まで、鳥の足跡のような3本の小さい線はホンドリス 丸い穴がまっすぐ続くのはホンドギツネ、ふらふらしてるのは タヌキです。どこかで木をたたく音が聞こえるのは、ケラ類でしょうか あまり大きい個体ではないようです・・・   途中からはトレースも消え、まっさらな道を快適に ゆるいアップダウンを繰り返しながら歩くこと1時間半、桑沼の入口 です。積雪は70センチ位でしょうか、もちろん誰もいない、湧き水のところだけ雪が解けていて、水を飲むととても温かく感じました。 夏にはあんなに冷たく感じたのに・・・。

 スキーをはずし沼のほとりまで降りてみると、すっかり氷に覆われ 白い雪原が広がっています。北泉が岳を背景に7〜8枚写真を 撮って、一服。
毎日の時間に追われ、仕事に追われ、上から怒られる 時を忘れて、だ〜れもいない山の中でのタバコがうまいんだなあ〜。  

<桑沼>
 船形連峰、北泉が岳の東山麓にあり、湖面の標高750m 周囲1,270m、水深23m。自然公園区域中、縄文の森として保護計画・第2種特別地域に指定されています。しかし、沼周辺を 残すだけで本来のブナ原生林は、皆伐されてしまいました。 10年くらい前までは、モリアオガエルの生息地として有名でしたが 今では見る影もありません。
 その昔、桑沼はけっして水の涸れる 事がなく、水を恵む聖地として、雨乞いの地であったのです。

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  千葉 文/B Chiba/  
  船形山のブナを守る会
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