ブナの会 新年山行 雪の七つ森へ
平成25年1月20日、船形山のブナを守る会の新年山行です。
33名の参加があり、今日は僕がリーダー。昨日は一人で下見をしてきたのです。
大人数で歩いたあとの踏み固められた雪の急斜面は、滑りやすく危険なので部分的にロープを張るつもりで
10mmザイル40m、スリングとカラビナを準備してきました。
七つ森は里山ですが、急な登山道が直線的についています。
登りは心配ないのですが、特に遂倉山からタガラ森に向かう急な下りは、ちょっと心配でした。
個人的な山行だったら問題ないのですが、今日は会の行事。雪山に慣れていない人も参加してますからね!
こんな日は、「慣れてないから、後ろからついて行きます」って言うのは、逆に滑りやすくなって危ないですよ。
だから、スノーシューは不適、ダブルストックも邪魔ってことで装備を統一し、スパイク長靴やアイゼン装備の
ベテランに後方グループをお願いしました。
鎌倉山の山頂。積雪の鎌倉山は久しぶりです。
急な登りも皆さん楽しんでもらえたようです。ここから先、遂倉山に向かう北側の尾根には、
高々300m位の山なんですが、生意気に雪庇が張るんですよ。
たがら森山頂。雪に埋もれていた文殊菩薩像。誰かが雪を払っていてくれました。
下山の途中には、雪のロールケーキ?バウムクーヘン?なると巻き?見る人によって様々です。
無事下山。雪深い奥山よりも緊張した山行でした。
後ろに見えているのが、たがら森。
東屋があるのは、玉ケ池。
その昔、ここの近所に住んでいた悪田氏の娘はこの池の水で顔を洗っていたおかげで、
たいそう綺麗なお姫様だったそうです。
坂上田村麻呂がこの辺で狩りをしたときに一目惚れされちゃって、玉の輿に乗ったから玉ケ池。
ウソです!娘の名前が悪玉姫だから、玉ケ池です。
坂上田村麻呂の伝説では、鈴鹿山の鬼の娘の悪玉姫も出てきますよね。
こちらの鬼の娘も、たいそう綺麗というか妖艶な女性(女鬼?)だったそうです。
田村麻呂は、この女鬼と結婚して妖力を得たらしいです。
アテルイも鬼の妖力には、勝てなかったのか・・・・。
ウチでは、結婚してしばらく経ったら鬼になった・・・? えっ!おたくも?