船形山から山小屋の便り

11月5日 10月末に完成した升沢小屋を見に行ってきました。今の時期は里山の紅葉が真っ盛りですが、船形連峰の標高1000m辺りからは木々の葉はすっかり落ちてしまい、いよいよ雪を待つばかりの風景となりました。何年か前の11月3日にはワカンを履いて、ラッセルしながら登ったこともあったんですよ。

さて、升沢避難小屋ですが数年前から再建検討委員会として、どんな小屋がいいのかを検討してきましたが、この秋にようやっと完成しました。今までの古くて暗いといったイメージから一新されたとても明るくきれいな小屋として生まれ変わりました。水場も近いしバイオ式のトイレも完備されているので、冬山のベースや遭難救助といった使い方以外にも、けっこう利用者は増えるんじゃないかと思います。そういう私も、近いうちに泊まってみようと思っています。

写真の通り、基礎の部分も高くなっていますし、外のハシゴを利用して積雪期の入り口も用意されています。室内は床に工夫がしてあって、床板をはめ込むことによって、土間を床として利用することが可能ですから、10人程度ならそれほどきつくなく泊まれるでしょう。

冬用入り口が南面です

入り口には「船形の鐘」

バイオ式トイレ、ハンドルを廻して使用します

沢の中から


山頂避難小屋の改修も終わりました。今までは出入り口が氷雪に覆われて冬場の開閉が出来ませんでしたが、入り口の位置と向きが変わリました。

東面に階段がつきました

トイレの外扉をふさいでしまったのは何故?


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