ブナの会 紅葉と薪荷揚げの便り

10月1日 「船形山のブナを守る会」の恒例行事、紅葉の船形山に薪を担ぎ上げる山行が行われました。当HPでもブナ通信で案内を発行していましたが、「いつも船形山にはお世話になっているので何か自分でお返しできること?」を探していて、このHPの案内を見て初めて参加してくれた方や、さいたま市から船形山山行を計画して、この行事に合流参加してくれた方もいました。HPの影響で新しい人との出会いがあるっていうのはとてもいいことですね。

私たちが担ぎ上げる薪は、5月の体験林業で間伐した杉の間伐材です。山頂避難小屋の薪の問題と、私たちの間伐した間伐材の使い道がうまくリンクしてこの企画がスタートしたのです。これをもっと掘下げてみれば、山小屋に薪ストーブを設置することの是非、非常用として備蓄してある薪の使い方、ストーブはあるが薪が無い場合の登山者のマナー、と言った薪ストーブの問題点が見えてきます。さらには、担ぎ上げる薪が出来上がった背景には、誰も手入れをしなくなった不成績造林地、それは過去に行われたブナ伐採、ところ構わず杉の植林などの問題も無視できません。
体験林業の現場に乾かしていた薪を軽トラックに積み込み、大滝キャンプ場に向かいます。今回はおよそ300kgの薪を約30人で山頂まで運ぶことになります。各人無理しない程度に背負子やザックに薪を積みますが、同じ大きさでも乾いている薪とまだ湿っている薪では重さが全然違うのです。最後のミーティングで、湿った薪ばかりを選んでしまって大変だったって言う人もいました。

先週も山頂の様子を見てきましたが、今日は今年の紅葉のピークと言える日で、重い荷物を背負っていても山頂まで行くのがすごく楽しみです。私はサブリーダーとして最後尾を歩いていましたが、中間地点を過ぎ山頂も間近になってくると、先頭グループの人たちでしょうか上の方から歓声が上がるのが聞こえてきました。色麻コースは山頂直下で森林限界を越え、見晴らしがよくなり潅木帯から船形山腹、三峰山や北泉ケ岳などが見通せるようになります。歓声はそこから眺めた紅葉の素晴らしさに対するものでした。汗をかきかき御来光岩に到着すれば、山頂稜線の潅木帯の紅葉が綺麗です。まさに1年に1度のピークの紅葉でした。

 

 

 

手分けして山頂避難小屋に薪を備蓄しましたが、ちょうど小屋の改修工事の途中で、風の巻き込みから冬場は扉が凍り付いてしまう出入り口の方向が改善されることになりました。これでこれからの冬は新築工事が進んでいる升沢小屋と山頂避難小屋ともに使いやすくなり、冬季登山も楽になるのではないかと期待できそうです。

下山コースは二手に分かれ、升沢コースを三光の宮分岐まで下り大滝キャンプ場に戻るコースと御来光岩からクラビコースを下り、山形側から御所山(船形山)を眺めるコースになります。私は言い出しっぺという事もあり、山形側に下りるコースのリーダーです。御来光岩からちょっと下っただけでいつも見慣れた山頂の風景とは違う紅葉の景色を楽しむことが出来ます。ガレ場(賽の河原)から結構きつい傾斜を下り、綺麗に刈り払いされた樹林帯の登山道に入ります。そこからまたちょっと上り返した尾根で、さあ皆さん振り返って見ましょう!とうしろを振り返って見れば、そこには真正面に船形山の西面が大きく眼前に迫っています。山頂から御来光岩そして北コブ(薬師森)と船形連峰の主峰が広く一望にすることが出来ます。宮城県の人はなかなかこの風景を見る機会がなく、今回このコースを選んだ人たちもその素晴らしさに感嘆の声を思わず上げてしまったほどです。目的地の御宝前分岐まで歩かずにこの景色を眺めながら大休止して、ここからUターンして登り返して下山することにしました。
今回参加出来なかった方には、本当に申し訳ないですけど今日の船形山の紅葉はすごく綺麗でしたよ!写真でお楽しみくださいね。

当日は宮城テレビが同行し、翌日ののニュース番組の中で放映されました。

色麻・尾花沢分岐点から山頂

ちょっと下ったらハイ松と紅葉のコントラストが綺麗でした

船形山西面の紅葉

青空が出てきました

綺麗な紅葉とブナの会の綺麗どころ?

北コブ(薬師森)を望む


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