船形山から元気なイワナの便り

5月4日、釣り仲間のTさんと船形山麓のT沢に遊びに行って来ました。最近なかなかイワナ釣りに行くタイミングがなくて、2年ぶりのT沢です。ゴールデンウィークの時期は適度に雪シロも入りイワナ釣りには一番良い季節ですから、旗坂キャンプ場に向かう途中にも釣り人と思しき車がいたるところに止めてありますが、私たちが向かう場所には多分誰もいないと思います。旧升沢集落の手前から林道に入りしばらく行くと、訪れる人もほとんどいない水芭蕉の群生地を見ることが出来ます。そこを過ぎてしばらく行ったところに車を停めて沢に降ります。降りると言っても作業道を歩き、植林地を抜け、雑木林を横切って、細い沢を下降してと、そうそう簡単に沢に降り立つことは出来ないのですよ!まあ、だから人もあんまり来ないんですけどね!

 

今日はちょっと時間があるので、長い距離を釣り登ろうということで、いつもより少し下流に向かいました。しかし、ちょっと失敗してちょうど滝壷のすぐ下に降りてしまいました。滝の高さはたいしたことがないのですが手がかり足がかりが無いので巻いて滝をかわすしかなさそうです。でも本当は崖の下降中に滝の下に出そうなのは分かったのですが、ここまで降りたのだから滝壷に竿を出して見ましょうということだったのです。
滝をかわした後は適度にアタリもあり、そこそこ楽しめましたがズッシリとした手応えの大物は出会うことが出来ず、釣っては放しの繰り返しで遊んでいました。今日は久しぶりにイワナを食べようって家族と話していたので、塩焼きにする人数分のイワナだけははキープさせてもらいました。それとシドケほか山菜を少々・・・。

 

 

ところで皆さん、私はイワナは会話をするって思っているのですけど、どなたか似たような経験をしたことのある方いらしゃいますか?ひとつめは、とある滝壷でのことなんですが、一箇所の滝壷で何尾か続けて釣れたのです。そしたら一匹のイワナが白泡の中からジャンプしたんですね、しかもジャンプした瞬間身体をひねって私の方を見たのですよ!学術的なイワナの視覚のことはさておき、感覚的に私は「目が合った!」と感じました。するとどうでしょう?ピタリとアタリが止まったんですよ。その時私はジャンプしたイワナが滝壷の中にいるほかのイワナ達に「釣り人がいるぞ!しばらくエサが流れてきても食い付いちゃダメだぞ!」って言って回ったとしか思えなかったのです。
ほかには、さざ波も立たないゆっくりとした静かな流れの中で、数m先にユラユラとエサを待ってるイワナを見つけ下流からエサを浮かせ気味に静かに流していた時です。私の足元から一匹のイワナが股の間をすり抜けて、私が釣ろうと狙っていたイワナの隣にススッーって泳いで行って、何か言ったのです!後ろから声掛けられた時に上半身だけひねって肩越しにひょいと後ろ向きますよね、そして耳元で何か言われてハッと気付いて、くるっと振り返って走り出す。ちょうどそんな感じでした。声掛けられたイワナもくるっと回って2匹一緒に私の足元の方の岩の下に逃げ込んでしまいました。その時にも私は、足元から走って行ったイワナは「絶対教えに行ったんだよな〜!」って思いました。
その時2匹のイワナは間違いなく会話していました。科学的にどーたらこーたらと言う話は置いといて、見ていた私がそう感じたのですから会話していたと信じているのです。・・・さて、皆さんのご意見はいかが?・・・

釣られてしまった・・・

澄み切った水の中で

雪シロが入り水量は多め


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