2月12日 「船形山のブナを守る会」の世話人会が開催されました。

会の活動方針や年間行事計画が話し合われるのですが、決して堅苦しい会議ではありません。会の発足当時からの会員もいれば、1〜2年前から参加している新しい会員もいて、それぞれがすきなように語り合うといったスタイルで楽しく行われています。普段は登山装備や山仕事装備のメンバーが普段着で集るこの世話人会は、私も毎回参加を楽しみにしている年間行事のひとつです。

会場となった三本木町の館山会館にメンバーが集り始め、それぞれに近況報告や最近登った山の話しなど冬山情報の交換会と言った雰囲気で世話人会が始まります。

小関代表の挨拶に引き続き、今日は会の主要メンバーの一人であるKさん(このHPにも度々登場する山頂小屋管理人)の「四方山ばなし」と題した講話が行われました。Kさんは、四季を通じて船形山に通っておられ誰よりも船形山に精通されており、登山はもとより野鳥をはじめ、動植物等の自然観察や地域の歴史などにも詳しく私も尊敬する先輩です。
大和町にある「九品寺」にある船形山を祀った石碑に刻まれたご自分の祖先の名前を見つけ、江戸末期の信仰登山の様子に思いを馳せた話や、一人静かに山歩きをしているときに聞いた「蟻の足音」の話、「野ウサギの糞」の話など盛りだくさんの内容にKさんお得意の「シャレ」を交えとても面白く、そしてとても参考になるお話を聞かせていただくことができました。(録音していなかったのが悔やまれます。リクエストがあれば内容についてKさんに原稿依頼して当HPにアップしたいと思います。)

その後、会の年間活動計画についての話し合いですが、今年も「森林の再生」と「ブナをみる山行」に主体を置いての活動計画となりました。(年間予定はトップページ)

昨年から始めた、間伐材を利用した山頂小屋の薪の荷揚げを今年も行うことにしました。例年なら正月早々にはなくなっていたのですが、今年は昨年山頂小屋に荷揚げした薪が年を越して2月になってもまだ残っているとの事です。紅葉も見頃の10月に予定しているので、体力に自信のある方の参加を心待ちにしています・・・!

恒例の餅つき

裏方の女性陣、お疲れ様でした

おいしい鴨うどんとあんこ餅

昼食の後は、参加者それぞれが今年の抱負や会に望むことなどを形式にとらわれず、自由に話してもらいます。話す内容はさまざまですが、みんな「おらほうの山」(われわれの身近にある山と言う意味です)船形山が好きなんだな〜!って思いました。

是非皆さんも一度「船形山のブナを守る会」の活動に参加してみませんか?
とっても「わかり易く」「開放的で」「堅苦しくない」集まりですよ。会員資格だって「ブナを想う人」これだけです。知ってる人が一人もいなくても、一度も参加したことがなくても、会員名簿に載っていなくても「自分はブナの会の会員だ」と思えばあなたは立派な会員なのですから・・・・。

各行事の詳細は決まり次第、当サイト上でもご覧いただけるようにして行きますので、直接集合場所に来ていただいても良いですし、前もっての参加希望やお問い合わせは私宛にメールを頂いても結構です。(お名前と居住地程度は明記ください。たまにハンドルネームのみのメールを頂きますが、返信を躊躇してしまいます)


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