船形山から早春の便り

  4月になりいよいよ船形山にも春の気配が、訪れています。
今年は、例年よりやや雪が多いようなので、残雪期の山はもう少し楽しめそうです。

4月9日には、船形山へ花染山からのルートで、役の行者 まで行って来ました。
05:30 旗坂。去年は3月末には、キャンプ場の駐車場まで
車で入れたのに、今年はまだ60cm位雪が残っていて、雪の 多さがわかります。身支度を整え、小荒沢林道を40分ほど 歩くと、花染山の裾につきます。
地形図で調べた、一番登り
やすそうな尾根に取り付き、急登を約20分で主尾根に着き 雲ひとつない青空の下、誰も歩いていない踏み跡のない稜線 をすごくいい気分で歩きます。 ミソサザイの鳴き声が聞こえてくると 雪の上を歩いていても、やっぱり春なんだなあ・・・と思います。 雪もだいぶしまっていて、アイゼンがビシビシ効いて、登山道 よりずっと歩きやすく快適です。  カモシカの足跡が尾根から下の崖の方に続いています。 足跡の間隔から、走った跡のようですが私達が、苦労して 登った急勾配を一気に駆け下りたのでしょうか?右手の ブナの林の中から、キツツキのドラミングが聞こえてきました。 キツツキ類はさえずりを持たないので、ペアの相手を探すのも ドラミングを利用しているんだとさ、などと話していたら頭の 上を横切って左手のブナの木へ飛んでいきました。アカゲラ でした、そのブナにはもう1羽のアカゲラがいましたが、初めて ペアになったのか、もとからツガイだったのでしょうか?

***花染山山頂にて、同行のK氏と****積雪は2メートルくらい****  

 三光の宮からすこし行くと、石の堂という所があり、その大岩の 南側に「役の行者」の石像が彫りこまれています。その昔、船形山が 山岳信仰の対象であった頃、修験行者が彫ったものらしいのですが 年代等は不明です。船形山は平安時代より山岳信仰され、出羽三山 にならって、大船形山、蛇ケ岳、三峰山を三所権現とし回訪し参詣 されていましたが、鎌倉時代に最明寺時頼によって山止めされ、衰退 したという歴史があります。そこから考えれば、この石像もその頃に 彫られたものなのでしょうか?  
ここは、登山道から離れており、夏は藪が深く、雪のある時期しか行けないのです。よほど船形山を歩いている人も、ほとんど気が付か
ないんじゃあないでしょうか。  今の登山道は、明治時代に作られたものだそうで、山岳信仰が盛んな時代は、この石像の前は、通り道であったと思われます。 三光の宮から素直に尾根をたどると、ここを通ったほうが、自然な感じ がします。 1000年くらい前の人は、どのルートで回訪し歩いたの でしょうか?

***役の行者の石像****見たことある人少ないぞ****

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